大学通信教育の学習方法は、テキストを使った自宅学習とスクーリング授業との二本立てによる単位の修得が基本です。
自宅学習の場合、テキストをもとに学習してから、レポート課題をこなして提出します。
担当教員によるレポートの添削指導をとおして理解を深めていくのが、大学通信教育の学習のメインです。
でも、大学によってはスクーリングで受講できる科目をたくさん開講していることがあります。
スクーリングでは直接的に講義や指導を受けられるので、日常の学習を補うこともできます。得るものが多い場であることは間違いないでしょう。
だから、テキストでの学習という形にどうしても不安があるとか、スクーリングのために通学する時間や費用がある程度はキープできそうだ、などという事情があるなら、スクーリングを積極的に開講している大学通信教育を選ぶのも一つの手かもしれません。
スクーリングは、社会人が出席しやすいような夏期や夜間に開講していることが多いですが、ほかに春期・秋期・冬期や土曜日・日曜日に行っている大学もあります。
通年スクーリングというシステムもあります。
これは、定められた単位を取った後に、年間を通じて通学課程の学生と一緒に授業を受ける制度です。よりいっそう、濃い学生気分を満喫できそうですね。
スクーリングだけではなく、テキスト学習によるレポート提出後の科目の試験などの時など、通学する機会はなにかにつけて出てくるものです。
というわけで、通信教育とはいえ学校の場所についても、考慮しておいたほうがいいかもしれません。
科目試験については、大学キャンパスとは別に場所を設定している大学が多いようです。
スクーリングも学外の全国数ヵ所で開いていることがあります。
自宅から通学するのか。いっそのこと大学近くに宿泊して通うのか。選択肢はいろいろとありますね。
ところでスクーリングに関連していえば、託児場所をセッティングしている大学もあります。育児中でも積極的に学べる機会が設定されているわけです。
学びたい! と思った時に自分にとって障害になる要因がなにかしらあったとしても、それをクリアできる大学通信教育もあるかもしれません。
また、メディアによる授業を行っている大学通信教育もあります。これは、ITシステムやインターネットを使った学習です。中には、学生と教員が、質問や対応することのできるような教育システムもあります。
あたかも、自宅とキャンパスが直接つながったようなイメージですね。
こうしたメディア授業を開いている学校はまだまだ少数派ですが、これから将来に向けて大学通信教育の形もだんだんと変わっていくのかもしれません。
単位取得の形態というのは、大学通信教育の学生にとっては結構重要な話。
自分の状況にフィットするような大学通信教育をじっくりと選びたいですね。
自宅のTVで、大学の講義を受講できる放送大学。入学のチャンスは年2回です。受講者は「高校、専門・専修学校、短期大学を卒業した社会人」「社会でキャリアアップするための知識を身につけい有識者」「仕事も子育ても一段落。地域貢献や趣味探究。熟年世代の方」「知的刺激が欲しい、自分を磨きたい、アクティブな主婦」など様々です。放送大学への資料請求はこちらから。 |