大学通信教育を選んで学びたいことって、なんですか?
法律について? 経営について? それとも芸術について?
数多くの大学のあらゆる学部で通信教育課程を設けている今日この頃ですから、勉強したい内容がはっきりしているなら、求めるものが見つけやすいことでしょう。
たぶん、学校を選ぶことはそんなに難しくはない状況ですね。
現在では大学通信教育課程にどのような学部などがあるのか、ざっとおおまかに見てみましょう。
・文学部 (文学、史学、哲学、文化、語学、心理学、地理学)
・法学部 (法律学、政治学)
・経済学部(経済学、経営学、商業学)
・教育学部(教育学、児童教育学、)
・社会学
・福祉学 (社会福祉学、福祉心理学、人間福祉学、保育児童学、臨床福祉学)
・芸術学部(美術、デザイン、建築、文芸、音楽、写真、放送、映像)
・家政学 (食物学)
このほかにも流通や環境、情報やITなどといった現代ならではの学部で学ぶこともできます。
大学通信教育課程の広い守備範囲と充実ぶりに、びっくりさせられますね。
このようにたくさんあるからこそ、別の大学の同じ学部でもカリキュラムの内容に特色が出ている場合もあります。
一つの学部であっても、専攻コースを細分化する大学、しない大学があります。
「専攻コースを細分化しない」というのは、たとえば「文学部」といったカテゴリーの中で、日本文学、英文学など特定されてなく、自分がとりたい科目を自由に履修することができるということです。
つまり、文学部に籍を置いているなら、専門科目としての日本文学もアメリカ文学もドイツ文学も研究することができるし、心理学を追究することもできるというわけです。
興味のあることがいくつもあったり、そこまでピンポイントに絞りきれていない場合は、専攻コースを細分化していない大学が向いているかもしれません。
もし、学びたい分野があらかじめ特定できているなら、大学のカリキュラム上でも確認しておくと安心ですね。
いやいや、自分はそういう方向性で大学通信教育課程の入学を考えているんじゃない。ある分野が学びたいというより、「その大学」で勉強したいんだ。
中には、学部の細かい内容、言ってみればソフト面での興味とは別に、「大学そのもの」などのハード面に惹かれての動機もあるでしょう。
この場合も、入学してからなにを究めていきたいのか、まずはある程度のイメージを描いていた方がいいことには違いありません。
それはどうしてか。通信教育のテキストを読んでレポートを書く作業のくり返しは、自分が強い興味を持っていない科目ばかりだと、苦痛なだけの時間になりかねません。
勉強することに関して、誰にもなんにも、拘束も強制もされない通信教育だけに、通学課程以上の目的意識を継続して持ちつづける必要があるわけです。
大学通信教育で学びたいことってなんだろう。
この自問自答は、入学してから卒業にたどり着くまでの原動力として、役に立つかもしれません。
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