興味のある分野の勉強ができればそれだけで満足だという考えもあるかと思いますが、ここでは、入学したからには卒業でしめくくろうという観点で、卒業のコツについてまとめてみます。
まずは、卒業する! という意思を持ち続けることです。何事もまずは気持ちありきで、とにかくモチベーションを維持しましょう。
では、具体的にどうしていったらよいのか一つの方法を。
第一に、計画です。
何年後に卒業したいという目安を立ててみます。
そこから逆算していきます。年間で何単位を履修すべきか。その単位分の科目として、なにを学習するか。年に数回実施されている科目の試験のうち、いつどの科目を受験するか。ということは、いつまでに何のレポートを提出すべきか。スクーリングは、年間何単位の修得を目指すのか。
実際に科目の単位が修得できたら、表かなにかに書きこんでいきます。成績証明書を毎年度末に取り寄せて、履修済みの単位を確認する方法もあります。
成果は目に見える形にした方が、よりやる気が出てくるものですよね。
レポート提出から科目の試験を受けるまでの流れは、滞らずにくり返し続けるように心がけます。コンスタントにこなしているとだんだん勢いがついてくるので、そうなればしめたものです。
逆にブランクができると、もう一度始める時にパワーがいるようになりがち。まさに継続は力ですね。
それから、周りの理解を得ることです。
通信教育とはいえ、最後までたったひとりで進められるかというと、少し違う感じがします。
仕事や家庭などとかけもちで学習する場合が多い大学通信教育。試験やスクーリングを受けるために、ある程度の時間をキープすることが必要になります。そのためにも、前もって職場などで理解があったほうが、事がスムーズに運びやすくなります。
そして、仲間。横のつながりですね。
ところで私の場合、入学したころは最短年数で卒業しようという心意気でした。
しかしながら、あっという間に月日はすぎて、ようやくエンジンがかかったのは当初の計画では卒業予定の年でした。
学業だけがすべてではない大学通信教育生ですから、境遇が変化して、学習にかけられる割合が変わることも考えられますね。
でも、あせらずに。仕切りなおしは、いつしてもOKです。
途中でやめずにゴールに行きつくために、その都度、自分にフィットする方法を探していきましょう。
たとえば、勉強時間を夜なり早朝なりに組み入れる! と決意したものの続かなかったら、あまりこだわりすぎずにほかのやり方に切り替えてみるとか。
とにかく、あきらめずに地道に、常に大学通信教育のテキストに触れる日常を送ってみてください。
学習が仕事や日常生活にもたらす相乗効果、相互効果も侮れないものだと思います。
強制されずに、あくまでも自発的に、知らない事を知っていく作業というのはこんなに楽しいものだったのかと新たな発見をする瞬間は、きっとやって来るのではないでしょうか。
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